ママの赤い靴 ひとりで抱え込まないで

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あらすじ/作品情報

「その赤い靴――今は倉本が履かされてんだ」赤い靴はママの憎しみの象徴なの。あたしの父親はあたしが生まれる前にママを捨てて別の女と逃げた。その女はママとは対照的に派手な女で、真っ赤なパンプスを履いてたって。「脱いじまえよそんな靴」って彼は言うけど、勝手に履かされた靴の脱ぎ方なんかわかんない。童話の赤い靴は切り落とさないと脱げないのよ……

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