国鉄DE10形ディーゼル機関車

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あらすじ/作品情報

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。日本国有鉄道では、1950年代から動力近代化としてディーゼル機関車の開発を進め、入換用のDD13形、本線用のDD51形などが登場しました。しかし、線路等級の低い路線の本務機やヤードでの入換を務めていた9600形や8620形の後継機の開発は難航しました。試行錯誤の末、大型1基機関、5軸動輪の絶妙なバランスで開発され、1966年に登場したのがDE10形です。あらゆる路線で使用できる万能機として、電気・ディーゼル機関車では最多の708両が製造されて全国に配備されました。国鉄分割民営化では唯一、JR7社すべてに継承されたことも特筆されます。また、優れた性能を活かし、重貨物入換用のDE11形、ラッセル除雪車にもなるDE15形も開発されました。しかし、近年は老朽化に加え、機関車列車の廃止、後継機DD200形の登場もあり、引退が進んでいます。本書では、動力近代化を牽引したDE10形を中心に、DE11形、DE15形を取り上げ、登場の背景、技術的な特徴、新規取材による徹底したディテール紹介を掲載します。

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