昼下がりの誘惑
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あらすじ/作品情報
大学受験に失敗した亮太は、浪人生活をほぼ毎日図書館通いで過ごしていた。勉強もそこそこに密やかな愉しみがそこには無限に広がっていたからだ。『チャタレイ夫人の恋人』。ちょっと古いがここ四日ほど夢中になっている本だった。第十三章を開いたその日、そこにはメモ用紙が挟まっていた──私は三十七歳の女、チャタレイ夫人のような激しい情事を求めているの。私に会いたければ…思わず妄想が膨らんだ。半分の期待と、そんな上手い話は、と揺れる亮太の前に、偽りなく現れた美沙子と名乗る女は童貞の亮太の脳髄を刺激する容姿で、濃い精を搾り取り……【著者略歴】早瀬真人(はやせまひと) ─ 大学卒業後、編集の仕事を経て、青年誌系の漫画家に。同時に官能小説も手がけ、2006年マドンナメイトから早瀬真人のペンネームでデビュー。マドンナメイト、「悦」文庫などで活躍中。