電気機関車EX(エクスプローラ)Vol.29
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あらすじ/作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。1953(昭和28)年、わが国初のお召列車牽引用機関車として国鉄が発注したのが、いわずと知れたEF58 60と61。まず7月15日、日立製61号機が東京機関区へ。つづいて同月30日東芝製60号機が浜松機関区に配置された。同年10月、両機は東海道本線でお召列車の牽引を開始。乗務員は停止位置の精度はミリ単位、運転時間の誤差は±10秒という制約のなか、誤差0ミリ、±0秒という神業的な腕を幾度も達成した機関士がいた。その名は羽多野勝三氏。名古屋機関区に在籍し、静岡~京都間でEF58 60・61のお召を幾度となく担当している。特集は当時の名古屋鉄道管理局報、運転台に掲げた運転時刻表、助士が記載した実際の運転時刻、そしてお召予備機として磨かれた一般型EF58の姿などとともに、お召機60・61号機の緊張感溢れる運転室の様子を余すことなく再現。手に汗握るドラマが展開する。そして、JR貨物の日本海縦貫線の重要な現業機関のひとつ、富山機関区を徹底取材。在籍機EF510のメンテナンスをはじめロングラン運用や冬季対策など知られることがない“巧と技”の世界をお届けする。